ニュージーランドの田舎に住んで、すっかりハイキング好きになりました!
今回は3泊4日の予定で遂行したが4泊5日のハイキングとなったRees-Dart trackをご紹介。

私がRees-Dart trackを知ったは働いてたGlenorchyのホテルに来たお客さんからだった。
1人のヨーロッパからのお客さんがバーガーを頼んだ時に5日間ハイキングした後だからバーガーが格別に美味しい!って言っててどこに行ったのか聞いたらRees-Dart trackだと教えてくれた。
Glenorchy は大自然に囲まれて沢山のハイキングコースがあり夏はハイカーたち立ち寄る場所。そこで働いてたら、徐々にハイキングにも詳しくなってきたものの当時Rees-Dartは知らなかった。ハイキング初心者同様の私は5泊なんて、”ハードル高っ!”と感じたものの、そのお客さんが、自然に圧巻されて今でもまだ圧巻され続けてて(バーガー食べてる間)、10年前ぐらいにNZに住んでた時はRouteburn trackのみ歩いたけど現地の人にRees-Dartもとっても素晴らしいと言われてから、ずっとNZに戻ってRees-Dartをいつか歩きたいと思っていたらしく、いろいろ含め感動したと言っていた。それを聞いていつかは私も...と思いつつ2年が経過。
仕事が終わって、福祉の学校に行くことにして始まる間2ヶ月も時間があるので、念願のRees-Dart trackに行くことにした。
Rees-Dart trackは、Rees riverとDart river沿いを歩くコースで、その間に3つハットという宿泊できる小屋がある。

このtrackのハットは他のGreat walkと呼ばれるコースと違って人気が比較的にないのでハットは予約せずに泊まれる。ただHut ticket 25NZDの購入が必要なのでQueenstownのDOC centerに3泊分のチケットを購入。職場でだったhotelのGeneral shopでも購入可能だけど、あんまり数なさそうだからDOCにて購入。
また、ネットの繋がらない奥地のためPLB(personal location beacon)と呼ばれるデバイスも同時にDoc centerでレンタルした、40NZDで緊急時にレスキューを呼べる。(去年Earnslaw burn trackで連れが足を骨折したきにこのデバイスの存在を知る💦持っていなかったので苦労した)
下記、今回用意したもの
・hut tickets 3日分
・PLB レンタル
・送迎バスの手配
・寝袋
・シャツ2枚
・替えのパンツ2枚
・冬用のジャケット
・ニット帽と手袋(奥地は夜は夏でも冷えるため)
・タオル
・back country って言う緑色のパッケージのインスタントフード。(お湯入れるだけで完成) 3日分、お茶とコーヒー
・緊急時の余分な食糧(今回はカップヌードル、パスタとツナ缶、クッキー等)
・ヘッドライト
・キャンプ用ガスコンロと食器
・プロテインバーなどのスナック
・3Lのウォーターバック
・lifestraw( 水浄化フィルター、hutの水も飲用ではないので、これがあると便利)
今回はHutの水を利用する際にのみ使用しましたが、問題なく利用でき、そこらへんの川の水もフィルターを通して飲める。
Docにてhut ticket購入時に天気をチェックしてもらう。天気は大丈夫だろうが、道が狭く尚且つ沢山ストリーム(小さい川みたいなの)があるからブーツから他の靴に替えたりできないから常にブーツ濡れてる状態になるだろうとのこと。
DAY 1
Glenorchy在住で車も所持しているが、出発地点と到着地点が別で、また道中にFordと呼ばれる川を車で渡らなければいけなく、自分の車は普通のステーションワゴンのため川を渡る際に故障するリスクを避けるためにシャトルバスを利用することにした。
GlenorchyのAkin cafeの前が停車地だ。バスはInfo & Trackというここら一帯のハイキングコースへの運行を行っている主なバス会社。
10時頃にスタート地点に到着し、スタート。
初日は最初のShelter rock hutを目指す。
距離19km、Hutまでの所要時間は6-8時間。しかし私たちに実際かかった時間は9時間ほど💦
最初の3-4時間は、平地でファームエリアを歩く。平地にも関わらず、重さ15キロのバックパックを抱えての移動は慣れていないので、結構しんどく慣れるまでは肩が痛くなった。


この地点で、結構感動した。

Rees Riverの水の透明さとこの色。
平地を超えると、木々が生い茂る森の中へ入っていく、しばらく歩くとRees riverを渡る橋が現れ、そこから600mほど登ることになる。この頃には大分へとへとで、まだ歩くのか。。しかも坂!って感じでしんどさを感じていた。サインは2、3時間とあったが私たちは4時間ちょっとかかった。中盤ら辺から足の裏が痛く、おそらく靴底が片目であることと濡れた靴下で擦れたためだろう。それもあって更に時間がかかった。
DAY 2
一晩寝ると、足裏の痛みは少々マシになっており、2日目は厚いメリノウールの靴下で行くことにした。痛みはあったけど厚さと柔らかさが衝撃や擦れを減少してくれたと思う。
2日目はDart hutを目指す。距離は10km所要時間4-6時間…疑いしかない。おそらく私たちはこの1.5倍ぐらいかかるだろうと見込んでいたが、読み通り9時間ぐらいかかった。
Rees saddleという中盤まで、ひたすら登ったり下ったりの繰り返して、これもこれできつかったけど、saddle直前は狭く70度ぐらいの傾斜を上らなくてはならず息切れしながら20分ぐらいかけて登る。しんどさの後のRees saddleからの眺めは別格で奥に見える山にただずむ氷河とダイナミックな景観に少し涙が出た。

ここで別の歩行者に遭遇して、Dart hutまでどのぐらいか聞いたら"んー2時間ぐらい"って言ってたのに、4時間もかかった私たちって一体。。
Rees saddleの後はひたすら下る。

再度Rees riverを渡ったあとは下りの道が急で自然とゆっくりになる。道中、ニュージーランドのAlpen parrot Keaたちに遭遇。私はNZの鳥がユニークで好きなのでKeaに遭遇できて歓喜!Keaの鳴き声をまねたり、手を振ると好奇心旺盛な彼らがやってきて約10羽ほどに囲まれる。

飛べるのに、ちょっと下のほうから2羽、ひょこひょこ上がってくるのが可愛い。


最終的に私の隣まで上がってきた。
最後は1羽は私たちを観察するように、ぐるぐる真上を旋回して去っていった。
Keaたちとの遭遇から歩くこと1時間ぐらいでDart hutに到着。実は翌日大雨と知っていたので、次のHutまで川がそこら中にあり大雨で水量が上がり大変危険な状態になる。雨を避けるために次のHutまで歩きたかったけど、体力的に無理だと判断しDart hutに予定通り泊まる。みんな考えることは同じなようで大部分のハイカーはDart hutを去るか素通りして次のHuへ行ってしまったとのことでRangerの人と一人のハイカーと、スタート地点で一緒だった人、この三人と私たち二人のみが宿泊した。
Rangerの人によると、大雨で川の水量も増すので翌日はDart hutで過ごしたほうがいいとのことで、ここで2泊過ごした。

大雨前

大雨中
予約していたバス会社に一日ずらすよう連絡してもう。
幸運にも、Dart Hutは他の2つのHutと違って清潔で広々していて快適だった。
翌日、次のDaleys Flat Hutへと出発
続く。